
お金に困って闇バイトや闇金に手を出す学生が増えています。
冷静に考えれば理解できることですが、闇バイトも闇金も手を出せば人生が台無しになるので要注意です。
学生は周りの学生や友人がやっていれば悪いことでも危機感が薄れやすくなりがちです。
たとえばタバコは百害あって一利なしなので吸わない方がいいと分かっていても、同級生や先輩・後輩が吸っているのを見るとデメリットが認識できなくなって手を出す人が多いです。
喫煙者の多くは学生時代に周囲の悪影響で始めていますが、タバコは20歳以上なら合法ですし、仮に20歳未満の喫煙がバレても学校で処分される程度で逮捕はされません。
ただし、ちょっとだけ悪いことの繰り返しで感覚が麻痺して、違法性が高いことに手を出す学生が多いので要注意です。
こうした人間心理の影響で闇バイトに手を出してしまう人が増えています。
2020年にはコロナ禍で収入を失った事業者向けに支給された持続化給付金の不正申請をする学生が続出しました。
「多くの若者が他にもやっている人がいるし平気だろう」
「簡単な闇バイトで数十万円の報酬を受け取っている友人を見て羨ましい」
などの甘い考えで善悪の判別ができなくなってしまったのでしょう。
特殊詐欺に関連した闇バイトなども同じような人間心理で、善悪の判断ができずに目先のお金だけを見て手を出しています。
警察にバレれば逮捕され、学校を退学したり前科がついたりする。こうしたことを判断できる年齢でも学生のうちは周囲に流されて手を出しやすいので、気を引き締めるようにしてください。
闇金業者は取り締まりが厳しくなって対面商売をする業者が激減しました。
昨今はSNSなどを活用したネット集客が主流で、それに伴って学生の利用者・被害者が増えています。
また、闇金は違法で法律的には契約自体が無効になり、専門の弁護士を使えば解決できる。こうした情報をネットで見て軽い気持ちで闇金に手を出してしまう学生も多いです。
確かに闇金からの借り入れは法的に無効ですが、相手も取り立てをして利益を出す自信とノウハウを持っています。
弁護士や司法書士に解決を依頼すれば数十万円の手数料を取られますし、親や友人、家、学校などを巻き込むなど闇金は学生が嫌がる追い込み方で取り立てをしてきます。
闇金を使えば想像以上にお金や時間を失う事態に悪化するので、学生ローンの利用や親を頼るなどの方法で直面している資金難を乗り越えてください。
闇バイトや闇金手を出してしまう人は、少しずつ善悪の判断ができなくなって意識が低くなっている共通点があります。
本当にやむを得ずに資金調達したい人よりも、遊ぶお金が欲しいなど正当な理由なく闇バイト・闇金に手を出す人が多いです。
人生を台無しにしないためにも、違法性が高いことだけは手を出さない。最低限これだけは絶対に守るようにしてください。
おすすめはしませんが、お酒やタバコ、パチンコ、競馬、風俗など法律で認められていることを正規業者で利用する分には大きな問題がありません。
利用する学生のアナタ。そしてそれを提供する相手の業者。いずれか一方でも逮捕されるリスクがあることには手を出さない。この一線だけは絶対に超えないようにしてください。